空き家を所有している方のなかには、売却方法として「買取」を検討している方も多いでしょう。
空き家買取りは、仲介より早く売却できるメリットがある一方で、注意するべきデメリットもあります。
今回は空き家買取のメリット・デメリットと、空き家買取の大まかな流れをご紹介します。
空き家買取のメリット
空き家を買取で売却するメリットの1つ目は「早く売れる」点です。
たとえば、仲介で売却する場合は、買い手が見つかるまで早くても半年はかかります。
しかし、買取であれば査定をしてすぐに不動産買取業者が購入するため、依頼して1か月で売却が終わるケースがほとんどです。
2つ目のメリットは「取り壊しをしなくて良い」点です。
仲介で古い空き家を売却する場合、老朽化などにより取り壊しをしなければならない場合があります。
一方で買取の場合は、取り壊しは基本的に買取業者がおこなうため、高額な取り壊し費用を負担する必要がありません。
そして3つ目のメリットが「家具も引き取りが可能」な点です。
仲介で空き家売却をする場合は、ご自身で家具をすべて処分してから引き渡さなければなりません。
しかし、一部の買取業者では、家具ごと引き取るサービスを実施しています。
ただ、家具の処分費用が売却価格から引かれ、結果的に売却価格が安くなってしまう点に注意しましょう。
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空き家買取のデメリット
デメリットの1つ目は「売却価格が安くなる」点です。
前述したように、買取は早く売却可能ですが、仲介で売却するより約3割~5割販売価格が下がります。
そのため、少しでも高い販売価格で売却をしたい方には、買取はおすすめできません。
デメリットの2つ目は「空き家の状態によっては買い取ってもらえない場合もある」点です。
買取り業者は取り壊しもおこないますが、著しく土地の価格が安いと利益が出ないため買い取ってもらえません。
もし、解体費用が土地の価格を上回るのであれば、ご自身で解体費用を負担して取り壊しをおこなう必要があります。
とくに地方の場合は、解体費用が土地の価格を上回ってしまって、買取してもらえない可能性が高いので注意です。
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空き家を買取で売却する流れ
空き家を買取で売却する際は、まずはじめに買取業者に査定を依頼しましょう。
査定では、空き家そのものとその周辺環境も鑑みて査定金額を提示します。
査定金額に同意できれば、次は売買契約を結びます。
売買契約時には登記済権証や印鑑証明書など多くの書類が必要なので、事前に確認して準備しておきましょう。
最後に空き家を買取業者に引き渡し、買取金額を受け取る流れで買取は完了です。
このように買取は手順が少ないため、引き渡しまで長くても1か月程度になります。
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まとめ
空き家買取は仲介より早く売却でき、建物の取り壊しも不要なメリットがあります。
しかし買取の場合は、仲介より販売価格が3割~5割下がるデメリットもあるため、注意が必要です。
空き家買取を検討する際は、メリット・デメリットをよく考慮してから買取業者に依頼しましょう。
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