空き家は現在急増しており、倒壊、犯罪、害虫・害獣、不衛生などリスクがあるため、特定空き家の指定などで政府が対策を強化しています。
今後、空き家を放置するリスクはますます高くなると予想されます。
空き家対策として、リフォームやリノベーションがおすすめです。
今回は、空き家のリフォームとリノベーションについてメリット・デメリットや費用をご説明します。
空き家をリフォーム・リノベーションするメリットとデメリット
空き家をリフォームやリノベーションするメリットは以下のとおりです。
●買い手や借り手が見つかりやすい
●高く売却できる
●倒壊や犯罪リスクの軽減
リフォームやリノベーションをおこなうことで、耐久性や耐震性の強化ができ、物件価値があがります。
より高額な売却や、賃貸での利用ができる可能性があります。
一方、空き家として放置された期間が長かったり、建築から時間が経っていたりすると修繕箇所が多くなり、工事費用が高くなることがデメリットです。
とくに築年数が古い場合は、旧耐震基準で建てられているため、大幅な耐震リフォームが必要になる可能性があります。
事前に見積もりを出してもらい、リノベーションやリフォームにどれくらいかかるかを確認しましょう。
空き家のリフォーム・リノベーションの費用
空き家のリフォームやリノベーションの費用は築年数や劣化具合で変わってきます。
たとえば、水回りの費用の相場は130～350万円です。
ほかには、外壁の修理や天井・壁紙・床材の貼り替え、屋根や雨漏りなど、さまざまな箇所をリフォームやリノベーションする必要があります。
総合的にリフォームやリノベーションをすると、1,000～2,000万円かかります。
空き家のリフォーム・リノベーションによる節税
政府は空き家対策として空き家のリフォームやリノベーションに対して、減税や補助金などでサポートしています。
補助金は自治体によりさまざまありますので、お住いの地域に確認してください。
節税方法は以下のとおりです。
●住宅ローン減税
●ローン型減税
●投資型減税
また、省エネリフォーム、耐震リフォームを行うと、固定資産税が減税されます。
まとめ
空き家のリフォームやリノベーションには、買い手や売り手が見つかりやすく、高く売却でき、倒壊や犯罪などのリスクを減らすメリットがあります。
一方、費用がかかるというデメリットがあり、場合によっては耐震工事が必要な場合があります。
空き家は放置しているとデメリットが多いので、補助金や節税を利用して、リフォームやリノベーションをしましょう。
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